![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ.jpg)
じゃがいもをたくさんいただいたので、冷静スープ・ヴィシソワーズにしてみました。
じゃがいもの風味と、玉ねぎの甘みが口いっぱいに広がる、とても美味しいスープです。
ぜひ、お試しください。
✅ この記事では、ゴッホが描いたジャガイモの作品についても触れています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
ヴィシソワーズの材料(4人分)
![ヴィシソワーズの材料](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ2.jpg)
■ じゃがいも 3個 (400g程度)
■ 玉ねぎ 1個
■ 白ネギの白い部分のみ1本
■ バター 20g
■ 水 300㏄
■ 牛乳 250㏄
■ 生クリーム 50㏄
※ 牛乳のみ300㏄でも良いと思いますが、生クリームを入れた方が濃厚になります。
■ 塩 2つまみ
■ ローリエ 1枚
■ オリーブオイル 適量
■ イタリアンパセリ 少量
分量は少しくらい違っても問題ありません。
ヴィシソワーズの作り方
じゃがいもは皮をむいて薄切りにし、滑りを取る程度にさっと水洗いします。
![ヴィシソワーズの材料](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ3.jpg)
玉ねぎを薄切りにします。
![ヴィシソワーズ材料](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ4.jpg)
白ネギも斜めに薄く切ります。
![ヴィシソワーズ材料](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ5.jpg)
鍋にバター20gを入れ、弱火で熱します。
スープの白さを出したいので、バターは焦がさないように注意します。
![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ6.jpg)
玉ねぎと白ネギを入れて炒めます。
![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ7.jpg)
玉ねぎと白ネギがしんなりしてきたら、じゃがいもを入れて軽く炒め、水300㏄を注ぎます。
ローリエを入れて15分程煮込みます。
![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ8-1.jpg)
じゃがいもが柔らかくなったら粗熱を取り、ミキサーにかけて裏ごしします。
※ 裏ごしはしなくてもいいと思います。
![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ10.jpg)
牛乳を少しずつ入れながら、よくかき混ぜます。
牛乳は、すこしとろみが残る程度に合わせればいいので、量は加減してください。
生クリームがあれば入れます。
![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ11.jpg)
塩を二つまみ程入れてよくかき混ぜたら、冷蔵庫で約1時間冷やします。
👉 一つまみは写真上を目安にしてください。
こんなに少しでいいの?って思うかもしれませんが、これで十分です。
冷えると塩味は強くなります。
![ヴィシソワーズ](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ヴィシソワーズ12.jpg)
器に盛りオリーブオイル、イタリアンパセリを添えれば出来上がりです。
ジャガイモにまつわるゴッホの作品
![馬鈴薯を食べる人びと](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/馬鈴薯を食べる人びと.jpg)
ゴッホは短い生涯の中で、何度かジャガイモを描いています。
初期の代表作に「ジャガイモを食べる人びと」があります。
ただ単に自然と戦う農夫の厳しい現実を捉えた作品で、一切の理想化はされていません。
そんなオランダ時代の暗い作品とはうって変わって、パリに渡ったゴッホの作品は劇的な変化を見せます。
![黄色い鉢に入ったジャガイモのある静物](https://painter-recipe.com/wp-content/uploads/2022/10/ジャガイモのある静物.jpg)
「黄色い鉢に入ったジャガイモのある静物」はアルルへ移った後に描かれています。
背景、テーブル、器などの細く長いインパストは、ゴッホ特有のものですね。
ゴッホはこれらの作品以外にも、いくつかのジャガイモの作品を描いています。
どうやら、料理をする男ではなかったので、描いたジャガイモはどうしたのやら。
そんな彼も、ゴーギャンとの共同生活で一度だけ料理をしたようですが、ゴーギャン曰く「とても食えた代物ではなかった」とのこと。
ちなみに、当時の共同生活で、ゴーギャンは料理係、ゴッホは買い物係でした。
ゴッホが何を作ったのかは不明ですが、「慣れないことはするものではない」と、ゴーギャンにポツリ。
不器用な男の素直な声なのでしょうね。
最後に
ヴィシソワーズは忙しい朝や、食欲のない暑い日に重宝します。
冷蔵庫に入れておけば2~3日は食べられるので、一人暮らしの方でも4人分作ることをお勧めします。
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